サカタのタネ ヘチマ種子 へちま 実咲小袋[920975]【取り寄せ注文】【2025春予約商品】※春のみ商品
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特長
棚づくりにし、日よけと観賞で涼を楽しみます。果実は40~60cmになり、たくさんつきます。若い果実は野菜として食べられます。観賞のほか、ヘチマ水や繊維をスポンジ代わりに利用します。
栽培環境・土づくり
日当たり、風通し、水はけ、水もちのよい肥沃な土壌で栽培します。水分を好みますが、過湿には弱いので、高うねにして(盛り土して)栽培します。完熟堆肥やバイオエースなどの有機物を積極的に施して、根がよく張る土づくりをします。植えつけの1か月くらい前に植え穴を掘り、1株当たり完熟堆肥約1kgと有機配合肥料50gの元肥を入れて、土を盛り上げておきます。
タネまき・植えつけ
ニガウリやトウガンと比べて発芽が容易で、タネに傷をつけなくてもよく発芽します。水分が多いとタネが腐るので、水やりは控えめにします。3号(9cm)ポリ鉢に3~4粒タネをまきにするか、遅霜の心配がなくなってから4~5粒ずつ直まきにします。本葉1~2枚のころに1本に間引き、本葉が4~5枚になるころを目安として株間約90cmで植えつけます。鉢土の上に少し土がかかるくらいで植えつけ、深植えしないように注意します。
管理のポイント
下方の側枝はかきとり、主枝を支柱に誘引します。丈夫な棚やフェンスに導き、子づるを四方に伸ばします。追肥は株の様子を見て適宜施します。蜜腺があり、虫が多く集まるため、自然交配で十分です。土壌水分が多いと草勢が強くなり、雌花が正常に発育しません。草勢が強いときには生長点を摘芯するようにします。
病害虫・生理障害
ヘチマは病害に強い作物ですが、日当たりと風通しをよくして、べと病や斑点病などが発生しないようにします。つる割病は農薬では防除できないので、ヘチマだけでなくヒョウタンやニガウリなどのウリ科作物の連作を避けます。完熟堆肥やバイオエースなどの有機物を積極的に施して、根がよく張る土づくりをし、根を健全に育てれば、地上部も健全に育ち、病害にも強くなります。アブラムシは急速に増加するので早期発見に努め、捕殺するなど早期に防除します。
収穫・保存・利用
棚にはわせて日除けにします。開花後50日くらいたち、果梗が茶褐色になり、実が軽くなってきたころ収穫します。水につけ、皮や内部を腐らせ、タネをたたき出します。よく洗って、日に当てて乾かします。天然素材のタワシとして利用します。ヘチマ水は鎮咳、利尿薬、化粧水として用いられます。ヘチマの繊維は器物の洗浄、草履、靴の敷き皮など用途が多いです。
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