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果色よく省力型のハウス抑制用ミニキュウリ
品種の特性
1.7月上旬~8月下旬まきのハウス抑制およびハウス半抑制、トンネル、露地栽培に適します。
2. 高温長日下でも、主・側枝ともほぼ100%の雌花が着生します。側枝・孫枝ともに太く短いため、高温期の栽培でも過繁茂になることなく、整枝作業が軽減できます。
3. 果長は12~13㎝(20~30g)で果ぞろいがよく、高温時でも尻細果の発生はきわめて少ないです。
4. 果色は濃緑色で、いつの時期でも光沢よく、食味もよいです。
育苗管理
床土は完熟堆肥を十分に含み、排水と通気がよく、リン酸の肥効が高いものが望ましいです。
播種はプラントベッドなどを使用し、播種床の厚さは5~6㎝は必要です。抑制栽培では高温となるため、根の量が少なくなりやすいので、十分に苗の間隔を広げ、徒長させないことが上作多収のポイントとなります。
本種は、光沢の強い品種ですが、ブルームレス台木の「つやかEX」に接木すると、さらに高品質の果実が収穫できます。
育苗日数は18~20日ほど、展開葉数3.5枚前後の苗が定植適期です。
定植準備
土壌の通気、保水、排水をよくするために、10a当たり完熟堆肥を3~4t程度入れ、深耕を行います。元肥は、土壌分析の結果に基づきますが、一般のキュウリに比べ、成分で20~30%ほど減らし、生育初期には栄養成長になりすぎないようにします。また元肥は、油、骨粉などの有機質肥料や緩効性肥料を主体とします。
日射量も多く、高温となる抑制栽培では、密植は禁物であり、10a当たり1,200本程度の栽植密度が標準となります。
定植から活着まで
定植時は、ポットに十分灌水を行い、活着をスムーズに行わせます。定植後活着するまでは、株元およびハウス内の通路などに散水を行い、急激なしおれや芯焼けを防止します。活着後は灌水をなるべく控え、根を深く広く張らせます。主枝ピンチまでに、根の張る範囲が決定されるので、地上部の徒長に注意し、根を広く張らせることが、上作の要点です。
活着後の管理
4~5節までの側枝は早めに摘除します。本種は、側枝が短い方なので、上下段の側枝は1節、中段は2節止めを原則とします。主枝のピンチ後は、必ず力強い成長点を3本程度は残し、草勢の維持をはかります。孫枝は10月上旬ごろまで1~2節止めとし、それ以降は半放任とします。
摘葉は比較的早い時期から行う方がよく、老化葉および若い展開中の葉に覆いかぶさるような葉は、早めに摘除します。1回の摘葉は2~3枚を限度とし、もし1回に多量の摘葉を行った場合は、同時に摘果(尻太果、尻細果など)を行い、草勢の維持に努めます。
外気温が12℃以下になったら、夜間ハウスの天窓、サイドを閉め、ハウス内の温度を保つようにします。
追肥と灌水
追肥は果実の肥大を確認してから行い、1回に10a当たり窒素を2~3kg程度で草勢を見ながら施します。灌水は、1番果肥大開始ごろから本格的に始めますが、一度に多量の灌水をすると根を傷める原因となるので注意します。
病害虫対策
抑制栽培ではウイルス病の発生を招きやすいので、育苗床、本圃のまわりを寒冷紗で囲い、アブラムシ、オンシツコナジラミなどの防除に努めます。