石井育種場 キャベツ種子 岳陽
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岳陽(がくよう)
黒腐病、萎黄病に強く裂球が遅い
特性
・平暖地の夏まき秋どりに適した寒玉と春系の中間型キャベツ。
・萎黄病抵抗性で、黒腐病、球底部のすす症にも強い。
・草姿はやや開張性で株張りは中程度、密植栽培にも適する。
・球は鮮緑色の扁円球で1.4~1.5kg程度、裂球が特に遅く在圃性に優れる。
・葉は寒玉よりやや柔らかく食味良好。
栽培のポイント
・耐寒性や低温結球性は寒玉より劣るため、定植の遅れに注意する。
・育苗時の根細症、定植後の菌核病、株腐病の予防に努める。
・元肥が多いと草勢が強まり、しまりが劣るため、初期生育を抑え気味に栽培する。
また、追肥の時期が遅れると裂球が早まるため注意する。
適作型
高冷地
・5月上旬~下旬播種、8月中旬~9月収穫が最適。定植後65日程度で収穫期に達する。
4月下旬播種では甲高、気候によっては少しとがり玉になることがある。
平暖地
・7月下旬~8月始めに播種、11月収穫が最適。
春まきも可能だが、収穫期が多湿期のため、菌核病や腐敗に注意する。
秋まきはとがり玉になるため避ける。
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