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■家庭菜園向け情報
ニンジン 「ベーターリッチ」
特長
健康によいベーターカロテンを豊富に含み、甘みが強く、くさみの少ないおいしいニンジンです。根は長めの円筒形で、芯まで赤く、病気にも強く、生育旺盛でまき時期の広いのが特長です。
栽培環境・土づくり
タネまきの1か月前までに良質の完熟堆肥を1㎡当たり2~3kg施し、完全に土となじませ、水もち・水はけ・通気性のすぐれた土づくりを行います。1㎡当たり苦土石灰100~150g、有機配合肥料80~100gを施します。うね幅100cm、条間20cmを目安として畑をつくります。
タネまき・植えつけ
1~2条のスジまきします。雨の後にまくのがよいですが、乾いていたらタネをまいた後十分に水やりをします。発芽がそろうまで乾かさないようにします。ニンジンのタネは小さくて薄いため、覆土が厚すぎると発芽が悪くなります。覆土を薄くかぶせた上に、もみ殻、やし殻などを薄くまくとよいです。発芽後は順次間引いて本葉が5~6枚になったころに株間5~6cmの密植状態にして、肥大させます。
管理のポイント
間引きが遅れると、根の肥大も遅れ、根形が乱れることがあります。リン酸をよく効かすと根色がよくなりますが、窒素肥料が多いと裂根の原因になります。急に土壌水分が多くなっても裂根するので、水はけの悪い畑では高うねにします。
病害虫・生理障害
ニンジンの初期生育は緩慢で弱いため、立枯病やネキリムシ、ヨトウムシなどの害虫による食害に注意します。生育中期以降は、黒葉枯病、うどんこ病などの病気とアブラムシ、キアゲハの幼虫の初期防除を心がけます。
■プロの方向け情報
サラダに、ジュースに、煮物においしいニンジン
受賞歴
第46回全日本そ菜原種審査会1等賞受賞
特性
1. 晩抽性で耐暑性、耐寒性、低温肥大性および低温着色性にすぐれ、周年栽培可能な中生種です。
2. 根形は、なで肩長めの円筒形で調理しやすいです。肉質かたく、根色、芯色ともに濃鮮紅色で、青果および加工用として広く利用できます。
3. 吸い込み性にすぐれ、青首はほとんどありません。皮目は小さく、肌はなめらかです。そろい極良で秀品率が高いです。
4. しみ腐病、斑点細菌病に耐病性です。
5. 小葉で草丈低く極立性で、株間約5㎝の密植少肥栽培用品種です。
6. カロテン含量が多く、糖度が高く甘みがあり、ニンジン臭が少ないです。加熱調理のほか、ジュースや生食など用途幅が広いです。
畑の準備・肥料
よいニンジンづくりは肥沃な畑づくりから始まります。播種1か月以上前までに良質完熟堆肥を10a当たり、3,000kg~4,000kg施し、保水、排水、通気性のよい畑づくりをします。
「ベーターリッチ」は少肥栽培用の品種ですので、施肥に際しては土質や前作の残効を考慮して、収穫期に肥料が残らないように、標準の2~3割減を基準に施します。株間を広くとり肥料を多く施しますと、はじけたり、2次成長を起こし根形が乱れたりして、収穫適期が短くなり秀品率も低下します。
畝立て
水はけのわるい畑、水田後作などでは少なくともニンジンの長さ(20㎝くらい)の高畝とします。
播種
そろいのすぐれた良品生産のため、灌水に注意し、発芽を早く均一にそろえる必要があります。そのためには降雨後または灌水後、十分に水分のあるときに播種します。覆土は灌水設備がある場合は種子が隠れる程度で十分ですが、灌水設備のない畑や火山灰土など乾燥しやすい畑では1㎝程度のやや厚めとし、鎮圧します。
初期成育
播種後、肥大期に入るまでのニンジンの初期生育は弱く,乾燥,低温,肥料不足が根長,肥大,坐杵に強く影響しますので注意が必要です。
間引き
「ベーターリッチ」は密植栽培用品種ですので、徒長しないように注意しながら本葉4~5枚ごろに1本立ちにし、条間20㎝株間5㎝を標準とし粗植にならないよう注意します。
収穫
播種後、露地栽培は約110日、一般地トンネル栽培は約130日、暖地トンネル栽培は約150日をめどに、適期収穫に努めます。