サカタのタネ トマト種子 サンロード【取り寄せ注文】※春のみの商品 *種子有効期限2024年10月末
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特性
1. 根腐萎凋病(J-3)、萎凋病、ToMV(Tm-2a、Tm-1ヘテロ)、斑点病に抵抗性で、葉かび病、半身萎凋病、青枯病、かいよう病に耐病性、ネマトーダに耐虫性の早生種です。
2. 草勢強く、黒葉の中葉で節間つまり、下段から肥大力にすぐれます。
3. 果実は豊円~腰高の大玉で、玉質かたく、完熟出荷に向きます。果色は濃桃色でテリがあり、果肉は濃紅色でグリーンゼリーがなく、高糖度(6.0~7.0)、酸味適度で食味にすぐれます。
4. パイプハウス無加温、夏秋雨よけでの低農薬、省力栽培に好適です。
5. 草勢が強いので、定植は春作では開花後に老化気味で行い、しめづくりを基本とします。
適応性
半促成、夏秋雨除け栽培での少農薬・省力栽培に最も適し、ハウス抑制、促成栽培でも能力を発揮します。
床土
リン酸肥効のよい完熟堆肥を利用して物理性よく、肥沃で肥効の長続きするものを用意します。pH6.0前後を目安とし、無病のものを使用します。
播種・育苗管理
播種床は極端な乾湿のないよう5㎝程度の厚さに床土をつめ、薄まきし、子葉の大きい健苗をつくります。移植は本葉1.5枚ごろに行います。本葉5~6枚展開時までは、乾燥などによるしおれがないようにのびのび育てることを心がけ、また、夜温は10℃以下にならないように管理します。育苗面積は十分にとり、葉と葉が重りあったら早めに鉢広げを行い、下葉まで十分光線が当たるようにし、ハウス抑制で35日前後、その他の作型では40~65日程度の育苗日数で、しめすぎ、肥切れのない充実した苗にします。
高温期の育苗では風通しのよい場所を選び、ポットの下にはワラなどを敷き、地温、気温とも30℃以上にならないように注意します。
定植準備
生育後半にも草勢が低下せず、高品質、多収となるように全層施肥分を少なくし、溝施肥を主体とします。元肥は雨除け栽培で10a当たり、窒素12~15㎏、リン酸20~30㎏、カリ10~15㎏を標準とします。CDUなどの緩効性肥料や、完熟堆肥に骨粉、過石を加え、それに発酵菌と赤土等を加えて寝かしたボカシ有機質肥料などを主体とします。
夏秋栽培の場合、早めに畝立てを行い、マルチを張り、地温15~18℃に上昇させて定植に備えます。
定植および栽培管理
草勢が強いので夏秋促成半促成栽培では第1~2花開花時のやや老化苗、抑制栽培でも蕾がほころびるころの定植とします。いずれの作型でも適温、適湿の土壌条件下で定植し、しめづくりを基本とします。追肥は3段花房開花ごろから窒素とカリで2~3㎏の緩効性化成と液肥で行い、その後、草勢を見て徐々に灌水量を増やし、追肥もこまめに行い、後半まで草勢が低下しないようにします。摘芯は予定段数の花房が見え始めたら早めに本葉2枚を残して行います。
病害虫防除
青枯病に耐病性はあるものの、菌密度の非常に高い圃場では耐病性台木に接木するのが望ましいです。また、接木しない場合でも、排水をよくし、敷きワラを行って、青枯病の菌活性の低下をはかることが必要です。高温期の栽培ではCMVが発生しやすいのでアブラムシの防除を徹底して行います。