草姿は立性で、尻張りが良く、葉型はやや細めの長円形で厚みがあり、葉色は濃くつやがあります。葉数が多いので、収穫時に外葉を多めに切り落としても形が崩れず、荷姿が美しいです。葉柄は、やや細めだが肉厚の中脚となります。収穫までの日数は他の交配種よりも、2〜3日多くかかりますが、強健で作りやすいです。夏期栽培で問題となる節間伸長が少なく、株揃いが良いので、上物を多収できます。また、特にハウス栽培で、出やすいカッピング症状も少ないです。
栽培のポイント
・元肥中心で、10アール当たり苦土石灰100kg、各成分量で15kg程度とし、夏場半分位に減肥してください。堆肥などの有機物は十分施肥すると良いです。
・普通は幅120cm〜150cmの畝に高温期は15×15cm・低温期は12cm×12cmの栽植距離で2〜3粒ずつ点播し、本菜2〜3枚までに間引く、移植栽培の場合は100cm〜120cmの畝に7〜8cmで条蒔きするかバラ蒔きして、子菜展開後に密生している所を1cm間隔となるように間引いてください。また、育苗箱やプラグポットなどを利用するところが増えています。育苗中は乾燥や多湿に注意し、均一な苗を作るように心掛ける。
・露地では株間を15cm×15cm前後とし、ハウスではやや広げて15cm×18cm前後とし本葉3枚前後で定植してください。活着までは十分灌水し、活着後は控えめにし節間の伸長を抑えます。葉が重なりはじめたら少量多回数の灌水を行い、株が倒れるのを防いでください。
・露地では白寒冷紗などのトンネル、ハウスでは、遮光ネットなどを利用し、虫害・温度上昇を防いでください。
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