サカタのタネ カボチャ種子 メルヘン【取り寄せ注文】※春のみの商品 *種子有効期限2024年9月末
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特長
果実は黒緑色の腰高、1.5~1.8kg、強い粉質(ホクホク)で甘みが強く、食味はとてもすぐれています。ガッチリと育つ適応性の高いカボチャです。
栽培環境・土づくり
日当たり、風通し、水はけ、水もちのよい肥沃な畑で栽培します。過湿には弱いので、水はけの悪い畑では高うねにします。完熟堆肥やバイオエースなどの有機物を積極的に施して、根がよく張る土づくりをします。植えつけの2週間ほど前に1㎡当たり苦土石灰約100g、1週間ほど前に完熟堆肥3kgと有機配合肥料約150gを施します。うね幅は3~4mとし、株間は2本仕立ては75cm、3本仕立ては100cmを標準とします。
タネまき・植えつけ
発芽温度は26~28℃です。発芽後は昼間23℃くらい、夜間15℃くらいまで下げ、徒長しないように管理します。子葉が7~8分程度展開してから3~3.5号(9~10.5cm)ポリ鉢に移植します。あるいは、3~5粒ずつ直まきし、本葉が2~3枚になるころまでに1株に仕立てます。25日ほどたったときに本葉が3枚くらいになっていることを目標に育苗します。植えつけ時までに畑をトンネル、マルチなどで保温し、地温を15℃以上確保しておきます。
管理のポイント
トンネル、露地栽培では2~3本仕立てにします。果実は13節以降に着いた雌花に着果させます。8~9時ごろにミツバチが活発に活動してないようであれば、人工交配します。20節までのわき芽はとり除くと着果がよくなります。果実が野球ボール大になったころ、肥料を1株当たり30g程度施し、果実の肥大を図ります。
病害虫・生理障害
カボチャは病害虫に強く、つくりやすい野菜です。果実の肥大期から収穫期にかけて、葉に白い粉をふりかけたようなカビが生じる「うどんこ病」が発生することがあります。密植や窒素過多を避け、日当たりと風通しをよくします。高うねにするなど水はけをよくします。カボチャだけでなく、キュウリ、スイカ、ニガウリなどウリ科作物の連作は避けます。病葉は切りとり、持ち出し処分します。
収穫・保存・利用
開花後約45日で完熟期に達し、食味、粉質度とも良好となります。肉質は極めて粉質で、きめ細かく、甘みがあり、食味がよい品種です。十分に完熟(つるのつけ根にひびが入りコルク化)したものを天気のよい日に収穫し、7日程度風乾すると1ヶ月程度貯蔵できます。