スイートコーン小林種苗のブログ -

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スイートコーン

ゴールドラッシュ90新発売

スイートコーンのベストセラー「ゴールドラッシュ」シリーズの新品種

風で倒れにくく味もよい『ゴールドラッシュ90』の種子を発売

台風シーズンでも安心、耐暑性もあり抑制栽培もできる中晩生イエロータイプ

サカタのタネは、味のよさと強風での倒れにくさを兼ねそろえたスイートコーンのF1新品種『ゴールドラッシュ90』の種子を発売します。台風や春夏の異常気象下でも安心して育てることができ、生産現場の課題に応えられる画期的なスイートコーンです。

同品種は全国のスイートコーン大産地でトップシェア※1を持つ「ゴールドラッシュ」シリーズにラインアップされます。中晩生のイエロータイプ※2で、同シリーズ内でもしなびに強く、穂の先端まで実が入り先端不稔※3が少ないです。糖度は15~19度※4と甘みは強く、食味は極めてよいです。各種のスイートコーンの品種と比べて『ゴールドラッシュ90』に顕著な特徴が、地際の茎から〝タコ足〟状に太い気根※5を出し、土をつかむように根を張った草姿です。これにより台風などでの強風に対して極めて倒れにくくなっています。国内でのスイートコーンの栽培時期は、台風が接近・上陸する時期と重なりますが、一度、倒れてしまうと作業性が著しく落ちるほか、秀品率の低下や病害の原因にもなりかねません。こうした営農上の課題に対応でき、生産現場をサポートできる品種です。

リリース添付写真「ゴールドラッシュ90」
写真はスイートコーン新品種『ゴールドラッシュ90』の青果(左)と気根(右)

スイートコーンは春から夏にかけて市場に出回り、夏の定番野菜として高い人気があります。フルーツのように強い甘みを持つことなどから、近年は季節の売場の目玉となり、青果店や直売所には欠かせない野菜となっています。サカタのタネの「ゴールドラッシュ」シリーズは高品質なイエロータイプのスイートコーンで、「ゴールドラッシュ」「ゴールドラッシュ86」「ゴールドラッシュ88」の3品種があります。2004年の販売開始以来、さわやかな甘み、皮が極めて柔らかく残りが少ない後味のよさ、高発芽率、低温伸長性、先端までびっしりと実の入る実付きのよさなどが評価され、国内でのトップシェアを誇っています。今回発売する『ゴールドラッシュ90』は、こうしたシリーズの強みを踏襲した上で、倒れにくいというこれまでにない特徴を持っています。

トウモロコシは条件により茎の節から「気根」と呼ばれる根を生やすことが知られています。『ゴールドラッシュ90』はこの気根が〝タコ足〟のように非常に旺盛に生え、根を張ります。背丈が180㎝~200㎝程度まで伸びるスイートコーンは風の影響を受けやすい品目ですが、倒れてしまうと、1.収穫などの作業性が著しく低下する、2.根が切れて成長が鈍り、粒入りが悪くなるなど青果物の品質も悪くなる、3.病気の発生を助長する、4.機械を使った収穫ができなくなる―など営農上で数々のデメリットがあります。スイートコーンの国内での栽培時期は、日本に台風が接近・上陸する時期と重なるため、収量性や作業性の点から「倒れにくさ」は重要な要素となっています。なお『ゴールドラッシュ90』のように気根が伸び、倒れにくい品種はこれまでもありましたが、食味など青果の品質面で劣るという致命的な弱点がありました。そのため高食味を求める近年のスイートコーン市場ではほとんど使われていません。

『ゴールドラッシュ90』は、穂長は約30㎝、穂重は約410グラム、糖度は15~19度で、従来の「ゴールドラッシュ」シリーズと同等の青果が収穫できます。さら水分が蒸発し時間とともに粒がへこんでしまい、見た目をそこなう「しなび」に対しては、シリーズ中でも非常に強くなっています。出荷のメーンとなる2Lサイズにおいても先端不稔が少ないため、食味、棚持ちのよさ、秀品率などの面で市場での高い評価を期待できます。

栽培適性は中晩生のため播種から収穫までは90日程度です。一般地なら4月上旬から5月下旬に播種し、7月中旬から8月のお盆ごろに収穫する露地マルチ栽培の作型に向いています。(もしくは一般地から高冷涼地の露地マルチ栽培に最も適しています)。また耐暑性も高く夏まきで秋に出荷する抑制栽培にも対応できます。高温下でも穂の長さや重量など青果の品質が安定しやすいため、多くの方に安心して栽培していただくことができます。

同品種の開発には6年以上かかっており、九州から北海道まで全国的に試作を行ってきました。2012年の東海地方の試作では、生産者から「台風が接近したが、この品種だけが畑で倒れておらず、驚いた。食味も非常によい」と高い評価をいただいています。

※1 サカタのタネ推定。国内シェアはスイートコーン全体で約60%。

※2 イエロータイプ:粒のすべてが黄色のスイートコーンのこと。

※3 先端不稔:先端に実が入らない状態。先端不稔の幅が2㎝を超えると青果物の品質ランクが下がり生産者の収益性が悪くなる。

※4 サカタのタネ掛川総合研究センター調べ。糖度は栽培環境や出荷条件により変わる。

※5 気根:根の一種。支根ともいう。

※6 バイカラータイプ:稔実粒が黄色と白色の2色あるスイートコーンのこと。

ゴールドラッシュ90の販売ページはこちら 【2015年4月上旬から発送予定】

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