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カキナ

サカタのタネ あまうまやわらかかき菜 さちうら 新発売

サカタのタネは、草花・野菜・ハーブ類の統一絵袋ブランド「実咲」シリーズの2012年秋の新商品として、洋種ナバナのF1品種※1『あまうまやわらかかき菜 さちうら』を、2012年6月から発売します。『あまうまやわらかかき菜 さちうら』は春先にとう立ち※2した茎と葉、つぼみを食べる野菜です。しっかりした茎の味と甘みがあり、多収です。また、葉にフリルが入るため見栄えするのが特長です。洋種ナバナでは珍しいF1品種で、温暖地では9月上旬から下旬のタネまきで3月上旬から4月に収穫する中早生タイプです。成長した部分を順次収穫していくので、毎日の食卓に合った量を長期間、収穫することができます。珍しさがあり、季節感にもあふれるため直売所に好適です。また栽培管理も容易なため、家庭菜園にも向いています。

かき菜 さちうら

「カキナ」はアブラナ科のとう立ちした部分を食べる野菜です。アブラナ科の野菜は冬の低温で花芽ができて、春になり日が長くなってくると花を咲かせるために茎が立ち上がってきます。春を告げる早春の味覚として、昔から親しまれてきました。蕾や葉のついた茎を折るように、かき取ることから「カキナ」と呼ばれています。

新品種『あまうまやわらかかき菜 さちうら』の最大の特長は、食味に優れることです。アブラナ科のとう立ちした茎や蕾は、品種によっては若干の苦みを持つことがありますが、同品種はそれがほとんど感じられません。やわらかい茎のコクと甘みがあります。クセがなく味噌汁の具、炒め物、サラダ、パスタなど、和洋中を問わずにいろいろな料理に使えるため、便利です。葉のフリルと濃い緑色もまた、食卓に華やかさを添えてくれます。

再生力が旺盛なため、一度、収穫が始まると、次々にとう立ちしてきます。上手に管理すれば、一か月半以上の長期にわたり収穫できます。そのため、少量多品目の品ぞろえが必要な直売所には好適です。関東地方など温暖地では、特に露地野菜の端境期にあたる3月に収穫のピークを迎えます。同時期に直売所の品ぞろえを充実させることができるとともに、季節感や味のよさで他店との差別化にもつながります。また、家庭菜園では、2~3株を育てておくだけで、3~4日ごとに適量を収穫することができます。味もよく用途も広いため、青菜の少ない早春の一時期には重宝されます。病害虫が少なくなる厳冬期に向かって栽培するため、管理も容易です。高齢化が進む農家では、ほかの野菜と比べ作業の負担軽減も期待できます。

本品種は洋種ナバナ(Brassica nupus)の一品種です。洋種ナバナは自家不和合性※3がなく、自身の雌しべと雄しべで受精することができるため、ほかの個体と交雑しにくいという特徴があります。そのため、雑種であるF1を育成することが難しい野菜の1つでしたが、サカタのタネでは約10年の研究を経て洋種ナバナのF1の育成に成功しました。成長のそろいがよく、安定的に収穫ができます。

品種開発は味と収量がよいF1の洋種ナバナの育成を目指して行われました。数年前に育種は完了していましたが、同様にカキナとして利用される関東の伝統野菜「のらぼう菜」などの人気が通信販売などで出ていたことを受け、販売に至りました。また、家庭菜園や直売所ブームなど消費者ニーズの多様化などを背景に、新しいジャンルを開拓するためにオリジナル商品として投入しました。いわゆるナバナは、アブラナ科アブラナ属の作物のなかで、特に抽台前後の若葉や花茎、蕾の部分を利用する野菜の俗称です。在来菜種類と西洋菜種類に大別されますが、本種は後者に属します。

洋種ナバナは、コマツナ、カブ、ミズナ、ハクサイ、ハナナなど、ほかのアブラナ科の野菜に比べると、まだ知名度が低い野菜ですが、味はとてもよいため、商品情報をしっかりと提供しながら、早春の野菜として広めていきたいと考えています。

■洋種ナバナの新品種『あまうまやわらか かき菜 さちうら』の概要

◆特 長

1.甘みとしっかりした味があり、いろいろな料理にあわせられる。
2.葉に特徴的なフリルが入り、直売所など売り場で目を引く。
3.洋種ナバナでは珍しいF1品種のためそろいがよく、また再生力が旺盛で多収。
4.栽培が容易で、家庭菜園や野菜作りの初心者でも十分育てられる。

◆露地栽培のポイント

1.畑作り
1㎡あたり苦土石灰100g、完熟堆肥2kgと有機配合肥料80gを施す。

2.タネまき
うね幅1mに40cm間隔で2条にスジまきをする。本葉4~5枚で間引きしながら、株間40cmにする。発芽適温は20℃前後、生育適温は15~20℃で、苗を育ててからの移植もできる。長期間収穫する場合は、株間をさらに広くとる。

3.栽培管理
秋に十分に株を大きくすることが大切で、風などで倒れないように、本葉が10~15枚のころに軽く株元に土寄せをする。

4.収穫
寒さが和らぎはじめ、とうが立ってきたら芯を止める。その後、わき芽が次々と伸びてくるので、葉1~2枚を残して収穫する。長さ20cm前後をめどに摘み取る。1回収穫するごとに、株元に1つまみの肥料を施す。

【コンテナ栽培】
プランターや鉢を使ったコンテナ栽培もできるが、底の浅いプランターは避ける。大きく育てて収量を確保するためには、尺鉢(直径30cm、16L程度)で1株が適当。30~50Lの大型のプランターならば2株。栽培のポイントは畑で育てる場合とほぼ同じ。

■栽培上の注意点

1.タネまき後1~2か月は、モンシロチョウやコナガ、ヨトウムシなどの害虫がまだいるため、防虫ネットや農薬を使用するなどして早めの防除に努める。しかしそれ以降は寒くなり、害虫はほとんど発生しないため、防虫ネットなどははずす。

2.花が咲くと茎などがかたくなる上に、株が弱るため、つぼみの段階で早めに収穫する。春先に鳥がついばむこともあるため、害が出たらネットをかけるなど対策する。

3.アブラナ科の植物に大きな被害をもたらす土壌障害の根こぶ病※4に対しての耐病性はないため、病害が確認される畑の場合は対策が必要。水田の裏作など、水はけの悪い土地で栽培する場合は、高うね※5にするとよい。

※1 F1品種:
一代交配種ともいい、種間、品種間などの異なる遺伝子をもつ両親の間にできた雑種第一代のこと。一般に両親の優れた形質を受け継ぎ、生育が旺盛で、そろいがよいことが特長。

※2 とう立ち:
花芽をつける茎が伸長する現象。温度や日長が影響する。

※3 自家不和合性:
不和合性とは、雌しべ、雄しべが共に健全でありながら受精しないことであり、自家受粉で受精しないことを自家不和合、他家受粉で受精しないものを交配不和合といい、受精する場合をそれぞれ自家和合または交配和合という。これは遺伝する性質の一つであって、キャベツ・ハクサイ・ダイコンなどの一代雑種はこの性質を利用して作られる。

※4 根こぶ病:
根こぶ病菌(Plasmodiophora brassicae)による土壌伝染性病害。本菌に侵されると根部にコブを形成するため、生育が悪くなり収量が低下する。

※5 高うね:
地面よりとくに高いうねのこと。15cm以上の高さのものを高うねということもある。水はけの悪い畑では高うねにして湿害を防ぐ。

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